年齢区分	0～	10～	20～	30～	40～	50～	60～	70～	80～	90～
患者数	726	119	72	116	289	408	742	1510	1165	175

小児科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	平均年齢
100393xx99xxxx	その他の体液・電解質・酸塩基平衡障害　手術なし	115	4.1	10.05	4.52
040100xxxxx00x	喘息　手術・処置等２なし　定義副傷病なし	103	5.41	6.32	2.71
150010xxxxx0xx	ウイルス性腸炎　手術・処置等２なし	76	4.32	5.5	2.97
040070xxxxx0xx	インフルエンザ、ウイルス性肺炎　手術・処置等２なし	71	5.17	6.03	2.23
0400801199x00x	肺炎等（1歳以上15歳未満）　手術なし　手術・処置等２なし　定義副傷病なし	40	4.68	5.7	4.68

当院は24時間対応で小児の2次救急を行っている。足立区　唯一の小児の入院病棟があるため、紹介での入院が多い。

外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	平均年齢
060035xx99x60x	結腸（虫垂を含む。）の悪性腫瘍　手術なし　手術・処置等２６あり　定義副傷病なし	67	3.15	4.47	72.58
060035xx99x50x	結腸（虫垂を含む。）の悪性腫瘍　手術なし　手術・処置等２５あり　定義副傷病なし	47	3.09	4.38	65.06
060335xx02000x	胆嚢水腫、胆嚢炎等　腹腔鏡下胆嚢摘出術等　手術・処置等１なし　手術・処置等２なし　定義副傷病なし	46	10.48	7.4	62.5
060040xx99x60x	直腸肛門（直腸Ｓ状部から肛門）の悪性腫瘍　手術なし　手術・処置等２６あり　定義副傷病なし	38	3.76	4.38	68.89
060150xx03xxxx	虫垂炎　虫垂切除術　虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等	33	5.7	5.56	32.61

日本外科学会外科専門医制度施設として胃癌、大腸などの悪性腫瘍に加え、虫垂炎、胆嚢炎、ヘルニアなどの良性疾患に対して患者さんにとって負担の少ない腹腔鏡手術を施行しております。術前に消化器内科医との合同カンファレンスを行い適切な治療を実施できる体制を整えています。また、大腸がんなどの悪性腫瘍に対しては外来化学療法とともに入院の化学療法も安全に行っています。

消化器科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
150010xxxxx0xx	ウイルス性腸炎　手術・処置等２なし	34	6.94	5.5	5.88	55.76
060340xx03x00x	胆管（肝内外）結石、胆管炎　限局性腹腔膿瘍手術等　手術・処置等２なし　定義副傷病なし	28	18	10.61	17.86	75.64
060130xx99000x	食道、胃、十二指腸、他腸の炎症（その他良性疾患）　手術なし　手術・処置等１なし　手術・処置等２なし　定義副傷病なし	24	8.79	7.39	4.17	68.46
060210xx99000x	ヘルニアの記載のない腸閉塞　手術なし　手術・処置等１なし　手術・処置等２なし　定義副傷病なし	22	11.77	8.98	4.55	70.23
100071xx99x110	２型糖尿病（糖尿病性ケトアシドーシスを除く。）（末梢循環不全あり。）　手術なし　手術・処置等２１あり　定義副傷病あり　85歳未満	15	13.93	15.63	0	71.8

当院では感染性腸炎、大腸憩室炎・大腸憩室出血、虚血性腸炎などの腸疾患が入院の上位を占めております。いずれの疾患でも食事の摂取が困難または改善のために食事を中止する事が好ましく細菌感染を伴う疾患では抗生剤の投与を行います。患者様の回復の具合にもよりますが通常7から10日程度の入院を要します。他に総胆管結石、胆管炎に対する内視鏡治療を行っております。消化器癌の診断、治療を行っております。

循環器科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
050050xx99100x	狭心症、慢性虚血性心疾患　手術なし　手術・処置等１１あり　手術・処置等２なし　定義副傷病なし	117	3.89	3.03	0.85	68.67
050050xx02000x	狭心症、慢性虚血性心疾患　経皮的冠動脈形成術等　手術・処置等１なし、１,２あり　手術・処置等２なし　定義副傷病なし	81	4.23	4.62	0	71.44
050130xx99000x	心不全　手術なし　手術・処置等１なし　手術・処置等２なし　定義副傷病なし	53	18.45	17.71	5.66	80.55
050070xx01x0xx	頻脈性不整脈　経皮的カテーテル心筋焼灼術　手術・処置等２なし	38	8.21	5.3	0	67.89
050030xx97000x	急性心筋梗塞（続発性合併症を含む。）、再発性心筋梗塞　その他の手術あり　手術・処置等１なし、１あり　手術・処置等２なし　定義副傷病なし	31	14.1	12.72	0	64.74

循環器内科で最も多い症例は，虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)という心臓を養っている血管が動脈硬化などで細くなり，心臓に十分な血液を送れなくなり心筋が酸欠状態となる疾患です．虚血性心疾患に対して血管内にカテーテルという細い管を挿入し，血管の内側から血管を広げる治療を行います．カテーテルによる治療は体への負担が少なく，入院期間が短いというメリットがあります．予定入院であれば1泊2日や2泊3日で退院することが可能です．また，下肢の血管についても動脈硬化などで細くなることで，下肢の血流障害が生じることがあり，虚血性心疾患と同様に血管内にカテーテルを挿入し，血管の内側から血管を広げる治療を行います。

整形外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
160800xx01xxxx	股関節大腿近位骨折　人工骨頭挿入術　肩、股等	65	34.77	27.09	55.38	79.97
160690xx99xx0x	胸椎、腰椎以下骨折損傷（胸・腰髄損傷を含む。）　手術なし　定義副傷病なし	48	28.15	19.94	25	79.73
070230xx01xxxx	膝関節症（変形性を含む。）　人工関節再置換術等	40	30.88	25.09	7.5	75.1
160980xx99x0xx	骨盤損傷　手術なし　手術・処置等２なし	35	38.54	19.97	31.43	80.57
160760xx97xx0x	前腕の骨折　手術あり　定義副傷病なし	24	7.17	5.21	0	46.04

高齢者の大腿骨近位部骨折に対しては全身精査の上人工骨頭置換術、観血的整復固定術等手術を行っています。胸椎・腰椎椎体骨折に関してはコルセットを作製し保存的治療を行う場合が多いですが症例によっては椎体形成術などの手術治療も行っています。骨盤骨折は主に高齢者による恥骨、坐骨骨折です。以上のような高齢者の骨折は長期入院が必要となる場合も多く回復期病院等との連携を行っています。膝関節症は主に高齢者の変形性膝関節症でありますが人工膝関節置換術、高位脛骨骨切り術、関節鏡によるデブリードマン等を行っています。前腕の骨折は主に橈骨遠位端骨折でありますがなるべく早期に手術を行い早期退院ができるよう心がけています。

呼吸器科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
040040xx9910xx	肺の悪性腫瘍　手術なし　手術・処置等１あり　手術・処置等２なし	55	5.47	3.59	0	72.04
040110xxxxx0xx	間質性肺炎　手術・処置等２なし	32	30.97	19.65	3.13	76.31
040120xx99000x	慢性閉塞性肺疾患　手術なし　手術・処置等１なし　手術・処置等２なし　定義副傷病なし	31	20.42	13.83	3.23	78.29
040081xx99x00x	誤嚥性肺炎　手術なし　手術・処置等２なし　定義副傷病なし	25	20.52	20.83	8	84.88
040040xx99000x	肺の悪性腫瘍　手術なし　手術・処置等１なし　手術・処置等２なし　定義副傷病なし	24	20.38	14.6	8.33	79.21

主な対象疾患は、肺癌を中心とした呼吸器悪性腫瘍、間質性肺炎などのびまん性肺疾患、気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患、気胸、肺炎・肺結核などの呼吸器感染症です。肺癌は放射線療法、化学療法を行っており、手術症例に関しては関連病院と連携し、スムーズな転院が可能です。慢性呼吸不全に対しては、呼吸リハビリ、在宅酸素療法の導入を行っております。当院は呼吸器内視鏡学会関連認定施設、日本呼吸器学会関連認定施設に認定されております。

脳神経外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
010060x2990401	脳梗塞（脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満）　手術なし　手術・処置等１なし　手術・処置等２４あり　定義副傷病なし　発症前Rankin Scale 0、1又は2	61	21.16	16.38	4.92	71.2
010310xx99x0xx	脳の障害（その他）　手術なし　手術・処置等２なし	33	9.82	10.66	0	36.27
010030xx03x00x	未破裂脳動脈瘤　脳血管内手術　手術・処置等２なし　定義副傷病なし	24	3.67	9.95	0	66.38
010050xx02x00x	非外傷性硬膜下血腫　慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術等　手術・処置等２なし　定義副傷病なし	24	11.21	11.75	8.33	77.92
010030xx9910xx	未破裂脳動脈瘤　手術なし　手術・処置等１あり　手術・処置等２なし	22	2.55	3.14	0	62.45

脳梗塞は脳の血管が詰まり閉塞してしまうことで脳の細胞がダメージを受けしまう疾患です。発症して間もない急性期（発症から２～３週間）は点滴治療、リハビリテーションなどが中心となります。発症から数時間（発症直後〜８時間）の超急性期には、カテーテルを用い閉塞血管を再開通させる治療と点滴療法（t-PA療法）にて詰まってしまった血栓（血液の塊）を溶かす治療を行っております。
急性期治療を終えた方で更なるリハビリテーションが必要な方には、当病院内に併設された回復期リハビリテーション病棟へスムーズに移って頂きリハビリテーションを継続頂いております。

泌尿器科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
110070xx0200xx	膀胱腫瘍　膀胱悪性腫瘍手術　経尿道的手術　手術・処置等１なし　手術・処置等２なし	29	9.41	7.31	0	71.34
110310xx99xx0x	腎臓または尿路の感染症　手術なし　定義副傷病なし	29	10.28	12.34	0	73.21
110420xx97xx0x	水腎症（その他）　その他の手術あり　定義副傷病なし	19	4.68	5.17	0	73.68
110070xx99x20x	膀胱腫瘍　手術なし　手術・処置等２２あり　定義副傷病なし	11	7.09	11.31	0	60.09
110060xx99x0xx	腎盂・尿管の悪性腫瘍　手術なし　手術・処置等２なし	-	-	8.53	-	-

2017年度の泌尿器感の入院患者は膀胱腫瘍経尿道的切除術予定での入院が最も多かった。二番目が腎盂腎炎での入院であった。三番目がステント留置を必要とする結石などに伴った水腎症の患者さんであった。2018年度からは結石の手術目的での入院の増加が予想される。

形成外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
070010xx970xxx	骨軟部の良性腫瘍（脊椎脊髄を除く。）　その他の手術あり　手術・処置等１なし	14	4.57	4.86	0	52.64
070010xx010x0x	骨軟部の良性腫瘍（脊椎脊髄を除く。）　四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術等　手術・処置等１なし　定義副傷病なし	13	6.15	5.8	0	50.08
160200xx0200xx	顔面損傷（口腔、咽頭損傷を含む。）　鼻骨骨折整復固定術等　手術・処置等１なし　手術・処置等２なし	-	-	5.6	-	-
080011xx99xxxx	急性膿皮症　手術なし	-	-	11.73	-	-
080006xx01x0xx	皮膚の悪性腫瘍（黒色腫以外）　皮膚悪性腫瘍切除術等　手術・処置等２なし	-	-	8.5	-	-

こちらの表は平成２8年度に当院の形成外科に入院された患者さんの、ＤＰＣ料別件数上位5件です。
なお、整形外科と同様に今回の調査では交通事故により自賠責保険を使用した場合や、労災にて入院された場合などはリストから外れております。保険を使用した入院患者さんの件数を集計しております。
１位は皮下腫瘍の切除目的の入院です。２位は軟部腫瘍の切除目的の入院です。３位は鼻骨や眼窩底、頬骨の骨折に対して手術を行う目的の入院です。
形成外科では外来にて可能な手術は外来手術をして行っており、外来では難しいものは入院にて行っております。
その他顔面の骨折・腫瘍・ケロイド、手、足（糖尿病の合併による潰瘍など）、爪等に対する疾患の診療を行っております。
診療科の詳しい内容は、当ホームページ、診療科案内「形成外科」をご覧ください。

腎臓内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
110280xx99000x	慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全　手術なし　手術・処置等１なし　手術・処置等２なし　定義副傷病なし	20	13.9	12.23	15	76
110280xx99010x	慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全　手術なし　手術・処置等１なし　手術・処置等２１あり　定義副傷病なし	10	13.3	14.55	10	68.6
110280xx97x00x	慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全　その他の手術あり　手術・処置等２なし　定義副傷病なし	-	-	17.78	-	-
110280xx02x1xx	慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全　動脈形成術、吻合術　その他の動脈等　手術・処置等２１あり	-	-	36.38	-	-
110280xx99001x	慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全　手術なし　手術・処置等１なし　手術・処置等２なし　定義副傷病あり	-	-	20.39	-	-

慢性腎臓病、IgA腎症、ANCA関連血管炎、ネフローゼ症候群などに対して腎生検による診断や、治療も行っています。

耳鼻咽喉科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
030240xx99xxxx	扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎　手術なし	18	6.39	5.48	0	39.78
030428xxxxxxxx	突発性難聴	12	9	9.18	0	63.67
080020xxxxxxxx	帯状疱疹	-	-	8.95	-	-
030400xx99xxxx	前庭機能障害　手術なし	-	-	5.15	-	-
030390xx99xxxx	顔面神経障害　手術なし	-	-	9.45	-	-

当科では主に急性疾患（扁桃炎、突発性難聴、めまい、顔面神経麻痺など）を入院治療の対象としています。急性扁桃炎や扁桃周囲膿瘍が最も多く、これらの疾患では点滴治療及び必要により膿瘍穿刺、切開を行います。突発性難聴やめまい、顔面神経麻痺による入院の場合は点滴治療の他、鑑別診断や原因精査のための平衡機能検査や聴覚検査、画像検査などを行います。いずれの疾患も数日から1週間程度の入院期間ですが、糖尿病や高血圧症などを合併している場合は内科的な管理が必要になるため、入院期間が多少長くなることがあります。

眼科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
020200xx9700xx	黄斑、後極変性　手術あり　手術・処置等１なし　手術・処置等２なし	11	4.55	7.38	0	75.73
020240xx97xxx0	硝子体疾患　手術あり　片眼	-	-	6.63	-	-
020370xx99xxxx	視神経の疾患　手術なし	-	-	11.22	-	-
020320xx99xxxx	眼瞼、涙器、眼窩の疾患　手術なし	-	-	8.46	-	-
160250xxxx1xxx	眼損傷　手術・処置等１あり	-	-	10.13	-	-

眼科の入院患者は、硝子体手術の場合は全員、白内障手術の場合はご希望があった患者のみです。また、ステロイドパルス療法なども入院の上行っております。

	初発	再発	病期分類基準（※）	版数
Stage I	Stage II	Stage III	Stage IV	不明
胃癌	-	-	10	18	-	19	1	7
大腸癌	27	32	77	91	38	122	1	7,6
乳癌	-	10	-	-	-	10	1	7
肺癌	-	-	11	50	36	57	1	7
肝癌	-	-	-	-		-	1	7

	患者数	平均在院日数	平均年齢
軽症	14	11.21	49.57
中等症	86	20.42	81.07
重症	22	27.68	82.82
超重症	-	-	-
不明	-	-	-

発症日から	患者数	平均在院日数	平均年齢	転院率
3日以内	150	38.04	73.36	10.56
その他	11	23.82	73.45	1.86

外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K672-2	腹腔鏡下胆嚢摘出術	58	3.6	7.09	1.72	62.45
K6335	ヘルニア手術（鼠径ヘルニア）等	49	0.9	3.53	2.04	70.37
K7211	内視鏡的大腸ポリープ切除術（長径 2㎝未満）等	43	0.12	1.23	0	69.84
K718-21	腹腔鏡下虫垂切除術（虫垂周囲膿瘍を伴わないもの）等	33	0.79	3.91	0	32.61
K718-22	腹腔鏡下虫垂切除術（虫垂周囲膿瘍を伴うもの）等	23	0.3	6.22	0	40.87

当科では良性、悪性の消化器疾患を対象とする治療を行っています。胆石、虫垂炎の治療では腹腔鏡下手術を中心にし平均入院期間も短くなっています。
大腸ポリープに対しては内視鏡的に大腸ポリープを切除し入院期間は2日間です。
ヘルニア手術は直視下、腹腔鏡下の治療を行っており、入院期間は5日間で、日常生活に早く復帰できます。
直腸、結腸癌の抗癌剤治療は多くの患者さんが入院で行っています。

整形外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K0461	骨折観血的手術肩甲骨、上腕、大腿等	64	3.98	27.53	37.5	73.89
K0821	人工関節置換術（膝）等	54	2.85	25.98	5.56	74
K0462	骨折観血的手術（前腕）等	45	2.71	15.93	2.22	67.82
K0811	人工骨頭挿入術（股）等	29	6.34	32.97	62.07	79.45
K0463	骨折観血的手術（鎖骨）等	17	2.53	6.35	0	47.29

骨折観血的手術および人工骨頭挿入術に関しては全身精査の上なるべく早期に安全に手術ができるよう心がけています。人工骨頭挿入術に関しては高齢者が多いこと、術前抗凝固剤等を内服していることが多いなどの理由より他の骨折に比べて平均術前日数が長い傾向にありました。人工関節置換術（膝）（股関節）は術前３Dテンプレートを用い正確な手術ができるようにしています。術後はリハビリテーションを行いある程度自宅での生活ができるようになってから退院としています。入院が長期になる場合は回復期病院等と連携を取るようにしています。手根管症候群等の絞扼末梢神経障害は術前に神経伝導速度検査を行い確実に診断してから手術を行うようにしています。

消化器科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K7211	内視鏡的大腸粘膜切除術（長径 2㎝未満）等	127	0.4	1.65	0	69.4
K6872	内視鏡的乳頭切開術胆道砕石術を伴うもの等	20	5.35	18.95	15	74.85
K6871	内視鏡的乳頭切開術乳頭括約筋切開のみのもの等	19	6.89	16.95	10.53	76.89
K688	内視鏡的胆道ステント留置術	14	6.79	23.07	7.14	82.5
K654	内視鏡的消化管止血術	13	0.54	13.69	15.38	72

内視鏡的治療においては大腸ポリープの切除を数多く行っております。切除後は術後出血のリスクから概ね1泊の入院をしていただいています。次に総胆管結石の内視鏡的治療を行っており、胆管がん膵癌の対症療法であるステント療法。消化管出血に対する内視鏡的止血術も行っています。

循環器科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K5493	経皮的冠動脈ステント留置術（その他のもの）等	82	4	3.73	2.44	71.57
K5951	経皮的カテーテル心筋焼灼術（心房中隔穿刺又は心外膜アプローチを伴うもの）等	36	2	6.69	0	69.22
K616	四肢の血管拡張術等	26	1.35	1.92	0	73.19
K5492	経皮的冠動脈ステント留置術（不安定狭心症に対するもの）等	21	0.05	27.43	4.76	71.19
K5491	経皮的冠動脈ステント留置術（急性心筋梗塞に対するもの）等	20	0	16.8	0	64.2

近年は不整脈治療についても力を入れており，特に頻脈性不整脈に対するカテーテルを用いたアブレーション(経カテーテル心筋焼灼術)手術の件数が多くなっております．アブレーション手術とは，カテーテルを心臓まで進めていき，正常な伝導路(心筋を動かす電気の通り道)とは別に存在する過剰な伝導路や不整脈の焦点に対して高周波通電を行うことで心筋を焼灼する治療です。

眼科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K2821ﾛ	水晶体再建術眼内レンズを挿入する場合その他のもの等	168	0.01	1.13	0	78.2
K2801	硝子体茎顕微鏡下離断術網膜付着組織を含むもの等	13	0.92	2.62	0	73.46
K2802	硝子体茎顕微鏡下離断術（その他）等	-	-	-	-	-
K279	硝子体切除術	-	-	-	-	-
K2193	眼瞼下垂症手術（その他）	-	-	-	-	-

白内障手術はほとんどが日帰りで行っております。眼瞼下垂、内反症なども日帰り手術で行っております。

脳神経外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K164-2	慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術	28	0.86	14.32	10.71	76.96
K609-2	経皮的頸動脈ステント留置術	21	1.19	7.38	0	72.62
K1781	脳血管内手術１箇所	19	0.11	5.47	0	65.63
K178-2	経皮的脳血管形成術	10	2.2	14.4	0	74.2
K1783	脳血管内手術脳血管内ステントを用いるもの	10	1.6	7.2	0	64.5

慢性硬膜下血腫の治療法として慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術という手術を施行致します。局所麻酔下に頭蓋骨に小さな穴を開け頭蓋骨内に溜まってしまった血液を吸引し、生理食塩水で洗い流します。手術は30分前後で終了します。
当院では脳動脈瘤に対し、カテーテルによるコイリング術（血管内手術）と手術顕微鏡を用いたクリッピング術（開頭術）のどちらかを選択し施行しております。動脈瘤の形・大きさ等から最適な治療を提案し、患者様の希望を考慮し手術方法を選択しております。
経皮的頸動脈ステント留置術は、頸動脈の狭窄により脳梗塞の発症のリスクが高い方に行う治療法です。狭窄部位をステント・バルーンを用い拡張し、脳への血流に障害のないよう治療し脳梗塞を予防します。

泌尿器科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K8036ﾛ	膀胱悪性腫瘍手術（経尿道的手術・その他のもの）等	30	2.07	6.77	0	72.07
K783-2	経尿道的尿管ステント留置術	26	1.85	3.15	0	73.38
K773-2	腹腔鏡下腎（尿管）悪性腫瘍手術	-	-	-	-	-
K8412	経尿道的前立腺手術（その他のもの）等	-	-	-	-	-
K821-2	尿道狭窄拡張術（尿道バルーンカテーテル）	-	-	-	-	-

2017年度の泌尿器科の手術は経尿道的膀胱腫瘍切除術が最も多かった。二番目が尿管ステント留置術であった。全体として、経尿道的手術が多くを占めた。2018年度からは更に経尿道的結石破砕術を新たに施行する予定である。

形成外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K0301	四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術（躯幹）等	10	0.8	4.9	0	49.3
K0063	皮下腫瘍摘出術（露出部以外）（長径 6㎝以上12㎝未満）等	-	-	-	-	-
K0062	皮下腫瘍摘出術（露出部以外）（長径 3㎝以上 6㎝未満）等	-	-	-	-	-
K0064	皮下腫瘍摘出術（露出部以外）（長径12㎝以上）	-	-	-	-	-
K0053	皮膚腫瘍摘出術（露出部）（長径 4㎝以上）等	-	-	-	-	-

こちらの表は平成28年度に当院の形成外科に入院された患者さんの、件数の多い手術の上位5位です。規定により1入院期間に左右を含め複数の手術を行った場合でも1件とカウントします。また、交通事故による自賠責保険や労災等を利用した場合は対象外となります。
1位は軟部腫瘍摘出術で、入院日数は平均5日程度です。
2位～5位は皮膚あるいは皮下腫瘍の切除術で部位は多岐に渡ります。入院期間は数日～10日程度で腫瘍の大きさが大きい場合やや入院期間が長い傾向です。
その他皮膚潰瘍の手術、皮膚悪性腫瘍手術、瘢痕拘縮形成手術、骨内異物（挿入物を含む）除去術、四肢切断術、眼窩骨折観血的手術、頬骨骨折観血的整復術、などの手術を入院にて行っております。鼻骨骨折に対する鼻骨骨折整復固定術は当科では全身麻酔にて行うことが多く通常は1泊入院で行っております。
眼瞼下垂症手術では加齢に伴う下垂は腱膜性眼瞼下垂がほとんどで通常は1泊入院で行っております。

腎臓内科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K610-3	内シャント設置術等	-	-	-	-	-
K7211	内視鏡的大腸ポリープ切除術（長径 2㎝未満）	-	-	-	-	-
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慢性腎臓病の患者さんに対して内シャント造設術を行っています。

耳鼻咽喉科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K6182	中心静脈注射用植込型カテーテル設置（頭頸部その他）	-	-	-	-	-
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頭頸部腫瘍のため経口摂取困難な症例に中心静脈栄養を実施しました。

DPC	傷病名	入院契機	症例数	発生率
130100	播種性血管内凝固症候群	同一	-	-
130100	播種性血管内凝固症候群	異なる	12	0.23
180010	敗血症	同一	19	0.36
180010	敗血症	異なる	28	0.53
180035	その他の真菌感染症	同一	-	-
180035	その他の真菌感染症	異なる	-	-
180040	手術・処置等の合併症	同一	24	0.45
180040	手術・処置等の合併症	異なる	-	-

平成29年度 博慈会記念総合病院 病院指標

平成29年度博慈会記念総合病院病院指標