「ストレス」
自分で出来るストレス対策
新聞を広げますと長引く株価の暴落、経済の悪化そしてリストラの追い打ち、巨人の優勝など少しも好景気の材料には成らず、北朝鮮の対応にもイライラさせられ、日本が沈没してしまうのではないか思われるほどうつな状態が続きます。これが社会ストレスなのです。これまでのシステムが古くなり疲労を起こしてくる時の社会ストレスです。ストレスがたまるのは当たり前です。こんな時ほど自分の身を守る工夫が大事です。ストレスの対策の実践についてお届けしましょう。
| ストレスを治すのはSTRESS|
ストレスから身を守るのは何といってもストレスの種から離れることです。それには次のSTRESSを先ず行ってみましょう。頭文字をとってSport(スポーツ)、Travel(旅行)、Reclarization(リクラリゼーション)、 Eating(食事)、Singing(唱うこと)、 Smile(微笑む)です。身体が楽になってきませんか。これで少しはストレスの解消が出来ます。しかし心の芯に染み込んだ逃げられないストレスに対しては自己鍛錬が必要となります。そこでこの鍛錬法について詳しく述べてみましょう。少し高度な技術を要しますがきっと良くなります。
|ナウに生きよう|
ナウ(今)を大切に生きることを心がけます。このナウとは今現実に見えている世界に忠実になることをさし、先の事を考えないようにします。徹底的に近視眼となって行動するのです。例えば、あなたの前に人がいるとします。見える範囲のことだけを考えるのです。締めているネクタイの色、形、眼鏡をしているかどうか、半袖かどうか、白髪あるかどうかなど取り留めも無いことで結構なのです。その人の人格とか、教養とかは考えません。これは福生の理論ですが、私達の身体のコントロールは元来3次元の情報をもとにセットされています。3次元の情報とは温度や湿度、平衡感覚それに様々な外部環境などです。そこで血圧や体温、瞳孔の大きさ、血糖、胃液の分泌、脈拍などが自動調節されております。しかし頭のなかで嫌なことや腹立たしい事や将来の不安な事などを想像するとそれは4次元の事を考えていることであり、それが視床下部というホルモンの調節中枢を刺激し、勝手にその場に適わない反応をしてしまいます。3次元でセットされていた身体の環境が崩れてしまうのです。これがストレスになるのです。スポーツをしたり旅行に行ったり、カラオケをするのはその場の事しか考えないから良いのです。
|アルファ波の出し方|
一番気分のよい状態は、脳波で?波が出ている時です。脳波には主に?波、?波、?波、それに異常な?波があります。?波がリラックスしたときに出る脳波でこれより早い?波は緊張をしている時に出ています。この?波を自由に出せるようにするのが自律神経訓練法で少しコツが要りますが、これを訓練で自由に出すようにしましょう。多くの所で役にたちます。私もいろいろ試みましたが一番うまく行ったコツを伝授しましょう。
1)まず静かなところでゆったりとした気分で椅子に座ります。2)少し目を閉じて腹で呼吸をしてみましょう(5分)。3)肩の力を抜きだらりとさせ、自分の意識を両手の指先に移します(5分)。4)手のひらの温度に注意してください。すると少し指が暖まってくるのを感じるようになればよろしい。5)この時が?波が出ているときで自律神経がリラックスしているときです。少しでも出しやすくするコツは良い場面をイメージすることです。会社のことや旦那や女房のイメージは良くありません。また子供の事を考えると益々ストレスが増えますからこれも辞めましょう。例えば故郷の風景、静かな海、美味しかった食べ物などです。うまく行っているかどうかは脈をとってみましょう。左の親指側の動脈に3本指を軽くあて、一分間の脈の数を測ります。70ー74ぐらいになれば成功です。さあストレスを楽しみましょう。