「夢」
夢の見かた
あまりいいことがなかった去年を忘れ、今年はいい夢を見たいものですね。そこで2002年正月、どんな夢が見られるのでしょうか。アンド的に迫ってみましょう。
| 一富士、二鷹、三なすび|
初夢の代名詞は『一富士、二鷹、三なすび』。富士は日本一の山、鷹は勇猛で自由に空を飛ぶ鳥の代表、これらはいいことがある前兆の夢として何となく分かりますが、では「なすび」は何なのでしょうか。家康が好んだものとの説もありますが、最近茄子には抗酸化作用のあるナスニンや血圧によいとされるコリンが含まれていることが分かってきました。健康に恵まれるという昔からの知恵だったんでしょうね。ではいろいろな違う種類の夢を見ることが出来るのは何故起こるのでしょうか。
| 夢のコレクター|
それは夢の成分が違うからです。この夢の成分を調べるには、夢を集める事からはじまります。その方法は夢を見ている時を見はからって起こし、今何を見ていたのかを聞いて集めます。方法はまぶたの上から見ていると眠っていても眼球が激しく動くのが分かります。この時がレム睡眠と呼ばれる浅い眠りの時で夢を見ているのです。一晩に約1時間半の周期で繰り返されています。交感神経系が興奮し、血圧、心拍数や呼吸数が増します。目覚めのいい朝というのはこのレム睡眠の時に丁度周期が合った時で、男性が朝に『元気を感じる時』はこのレム睡眠の時なのです。これに対してノンレム睡眠というのは熟睡している時で脳の疲労回復を担っております。これらの夢を集め分析をしたのがフロイトです。幼少期の潜在意識が夢の構成にかかわってくるというのです。有名な精神分析につながり一世を風靡しました。しかしこれに対して異論をはさんだ人がいます。
|ビデオの消去|
それはDNAを発見したクリック博士です。彼の説では脳はビデオテ?プの様に体験した事を記憶として全て収録しているのですが、実は限度があるというのです。脳は160億個の神経細胞で成り立っていますが、その記録容量は決められているとするのです。例えばビデオの場合、さらに記録するには一度消去しなければなりません。それと同じ原理で脳はいったん記憶したおびただしい物の中で不必要なものは自動的に消去致します。眠っているあいだに消去する装置が夢だそうです。消去する過程で記憶の断片が夢となって現れるのだそうです。二度目のノーベル賞が取れるでしょうか、チョット夢のある話しです。
| 不眠よ、さらば|
でも夢は見たいが、なかなか眠れないと言う方が多くなりました。そこで眠れるコツをひとつ。不眠を訴える当人に聞くと大抵、ベットの中で明日の事を「ああしよう、こうしよう」、といろいろ考えている人が多いのです。これでは身体は横になっていても頭は起きている時の状態と同じです。ベッドに入ったら、明日のことは考えずに頭のスイッチを『眠りバ?ジョン』に切り換える事です。このコツは『夢の続き』を見るようにするのです。そのためには自分で『いい夢シリ?ズ』を作っておいてください。そしてベットに入ったら昨日見た夢を思い出し、その続きを見るようにするのです。そうすれば自分で脳波を眠りのバ?ジョンに誘う事が出来きスムーズに眠りに入れます。昨晩私は茄子のしぎ焼の夢を見ました。きっと2006年はいい年になるでしょう。