整形外科
お知らせ
平成28年4月より、脊椎診、側弯診、関節診、スポーツ診を開設いたしました。
平成25年5月7日より、整形外科外来が4外来に増設されました(水曜日を除く)。ゆとりのある外来診療を目指すとともに、患者さまの待ち時間の短縮に心がけております。
診療内容
●脊椎変性疾患、脊髄腫瘍、脊椎外傷に対して、各症例に応じた手術を幅広く行っています。症例によっては、術中モニタリングを行い、安全に手術を行っています。さらに椎弓
形成術や椎弓切除術の際に超音波メスを使用しており、手術の安全性・確実性を図って
います。また当院における最小侵襲手術は顕微鏡下または内視鏡下で行っています。各種神経ブロックも症例に応じて行っています(神経根ブロック、硬膜外ブロック、交感神経ブロック、星状神経節ブロック等)。脊椎圧迫骨折には症例に応じて風船によるセメント治療(バルーンカイフォプラスティ-)を行っています。また、先天性、乳幼児~思春期側弯症、変性後側弯症に対して保存的、外科的治療を行っています。学童検診で側弯異常を指摘された場合の二次的健診も行っています。
●難治性神経因性疼痛に対しては脊髄電気療法を施行しています。
●変形性関節症(股関節、膝関節)や関節リウマチなどによる関節の変形に対し人工関節
置換術や骨切り術などを行っています。人工股関節置換術は低侵襲手術で行っています。また、人工関節置換術(股関節、膝関節)の術前計画にはCTによる3Dテンプレートを用い、より正確なインプラント設置を心がけております。
●スポーツ外傷(膝、肩、肘、足関節等)に対しては、専門医による診断・治療を行っています(靭帯再建術、関節形成術、関節鏡等)。
●末梢神経障害に対しては神経伝導検査・筋電図を行い、診断・治療を行っています。
●手術の際には症例により自己血輸血を行っています。
●リウマチ疾患に対しては専門医の診断により生物学的製剤の治療を行っています。
●骨折を代表とする整形外科外傷に対し適切な治療を行っております。傷害された運動
機能を1日も早く受傷前の状態に回復させることが最も重要です。そのために必要な
画像検査を行った上で正しい診断をくだし、適切な治療を選択します。手術においては骨折
治療の原理原則に基づいた手術方法、そして、術直後から可能な限り制限をしないリハビリ
が開始されます。また、新鮮外傷に限らず、外傷後の合併症である感染(骨髄炎)、変形癒合、
偽関節など難治症例に対しても対応しています。
●大腿骨頸部骨折は高齢化に伴い増加しています。高齢者は心疾患、高血圧、糖尿病、
腎疾患、呼吸器疾患、脳梗塞、下肢静脈血栓症等の合併症を多く認めるため、総合病院
の特性を生かした各科の協力下で、安全に手術が行えるように心がけております。
●当科は足立区整形外科連携ネットワークの代表世話人を務めており、積極的に地域連携に取り組んでいます。
医師
非常勤 医師
今村 安秀(永生病院整形外科部長):毎週土曜日
加藤 有紀(亀田メディカルセンタースポーツ医学科部長):毎週金曜日
町田 正文(横浜市立脳卒中・神経脊椎センター 脊椎・脊髄外科):毎週火・木曜日
診療実績(2022年度)
総手術件数・・・・・・・・・・・・・・・・567件
入院・・・・・・・・・・・・・・・・・・529件
外来・・・・・・・・・・・・・・・・・・38件
主な手術件数
骨折観血的手術・・・・・・・・・・・・・150例
脊椎・脊髄手術・・・・・・・・・・・・・31例
経皮的椎体形成術(BKP、VBS)・・・・・・80例
椎間板酵素注入療法(ヘルニコア)・・・・14例
人工膝関節置換術・・・・・・・・・・・・34関節
人工股関節置換術・・・・・・・・・・・・23関節
人工骨頭置換術・・・・・・・・・・・・・20例
関節鏡視下手術
(ACL再建・肩腱板手術・半月板手術等)・・33例
主な検査・医療設備
手術室(クリーンルーム)、手術用顕微鏡、関節鏡、MRI、RI(骨シンチ、放射線治療)
神経伝道検査、骨密度検査(DXA法)、リハビリテーション(入院、通院)