眼科

特色

 入院可能な総合病院の眼科として、日々患者様のご要望に応えるべくスタッフ一同努めております。眼瞼下垂、内反症、翼状片などの疾患の手術は日帰りで、白内障手術は患者様のご希望に合わせて日帰り、入院手術の両方が可能です。緑内障、硝子体手術は原則入院で3泊4日を目安としています。
 白内障手術は、通常の白内障からチン小帯脆弱、成熟白内障などの難症例まで行っています。またご希望の患者様には2020年4月より選定療養となった多焦点レンズを用いた白内障手術が可能です。今後さらなる選択肢として3焦点眼内レンズも導入する予定です。緑内障手術は、2014年よりトラベクトームを用いたMIGS(micro incision glaucoma surgery)を始めました。主に初期の開放隅角緑内障で点眼治療では眼圧コントロール不良の症例やご高齢の複数点眼が困難な患者様などに、白内障手術と同時に行っています。
 硝子体手術は、広角顕微鏡観察システムとコンステレーションを用いて主に網膜前膜、黄斑円孔、裂孔原生網膜剥離、増殖性糖尿病網膜症の症例を行っています。抗VEGF製剤(ルセンティス、アイリーア)の硝子体注射も、当院では加齢黄斑変性症だけではなく、網膜静脈閉塞症、糖尿病黄斑浮腫、病的近視による網脈絡膜新生血管に対して積極的に行っています。昨年から続く新型コロナウイルス感染症の影響で手術を控える方が多くいましたが、当院では手術前に全例PCR検査を行い、陰性を確認して手術を行っております。

「多焦点眼内レンズ」を用いた手術について

「多焦点眼内レンズ」のメリットと適応
「多焦点眼内レンズ」のご案内

医師

冨川 節子

眼科顧問
医学博士
昭和51年日本医科大学卒業
日本医科大学客員講師
日本眼科学会専門医
日本眼科手術学会会員
トラベクトーム指導医

髙野 靖子

眼科医長
平成23年順天堂大学卒業
日本眼科学会専門医
トラベクトーム認定医
i-stent認定医

小林 博和

非常勤医師
医学博士
昭和60日本医科大学卒
日本眼科学会専門医
網膜硝子体学会会員

視能訓練士

染田 基子(常勤)、石塚 大介(常勤)、瀬田 亜矢(常勤)
高嶋 夏音(常勤)、廣井  萌(常勤)、佐藤 万穂(非常勤)

診療実績(2022年度)

外来受診者数・・・・・・・・・15,659件
白内障手術・・・・・・・・・・557件
硝子体手術・・・・・・・・・・56件

診療担当表

主な検査

視力、眼圧検査 画像ファイリングシステムを用いた細隙灯顕微鏡検査 眼底検査、 電気生理学的検査(ERG、VEP)、斜視、弱視等の特殊検査